ビフィズス菌を育てるという考え方が重要
腸における食物繊維の基礎知識では食物繊維の重要性をお話しました。
ただし、食物繊維のみではなかなか便秘改善しません。
もちろんマクロの目でいえば食物繊維を多く含む野菜などはミネラルやビタミン
で生体の正常化の観点から必要不可欠です。
ただ便秘はストレスや加齢、疾患など様々な要因で起こっています。
そういった人は腸内フローラの乱れがあるという報告がなされています。
これから言えば食物繊維だけで改善することはまれと考えます。
年代や性別や便秘の種類によっても違うと思いますが
便秘改善には腸内フローラのを構成しているビフィズス菌の育成が重要です。
簡単にいえば個々の腸内のビフィズス菌の住みやすい環境、増殖しやすい環境を
整えてあげるということが大切です。
勘違いが多いのはのはビフィズス菌を育てるためには生きたビフィズス菌を
補給し、腸内に住みつかせるという考え方です。
摂取したビフィズス菌は生きていても死んでいても腸内にもともと住んでいた
ビフィズス菌の生育に寄与します。
また直接的か間接的かはよくわかりませんが
どっちつかずの日和見菌を悪にたなびかないようにする役割も担っています。
簡単にいえば本来、腸内に住んでいるビフィズス菌のえさとなっているのです。
この考え方がわかっていれば発酵食品やオリゴ糖も腸内のビフィズス菌を
育てるという結論に達しやすくなると思います。
ビフィズス菌は加えるではなくもともと住んでいるものを
育てるという考え方が重要です。